2020/03/11
婚活コラム
女性研修医が交際3か月でスピード結婚を決めた理由
m3.com 会員様しか見れないサイトではありますが、今回特別に許可を得まして、医師婚にもインタビュー内容を掲載することになりました。
特集: 女性医師結婚ストーリー、非医師夫のすヽめVol.14
美人研修医がなぜ?交際3か月でスピード結婚決めた理由
「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」と謳ったのは、2017年に放送された結婚情報誌ゼクシィのテレビコマーシャル。あれから3年、やっぱり結婚しなくても幸せになれるこの時代、経済的に困窮する心配もなく、社会的にも価値ある仕事を担う女性医師が、結婚したいと思えるほどの「あなた」はどこに存在するのでしょうか?
ここでは、交際からわずか3か月で女性研修医と結婚した製薬会社勤務の男性林さん(仮名)と、女性医師に特化した結婚相談所「医師婚」代表の鶴田さんにお話を伺います。
キャリアと安定した家庭を両立、女性医師の“賢い選択”とは
まずはパートナーとの馴れ初めを教えていただけますか?
林さん
はい、研修医の妻とは婚活パーティで出会いました。女性参加者は医師に限定されているパーティです。第一印象は「純粋で裏表のない誠実な方」。パーティの中でたまたまマッチングすることができて、食事などのデートを数回重ねるうちに、思いやりがあり信頼できる性格や、日常生活や仕事の価値観で共通する部分が多いことに気が付き、結婚を前提とした交際を申し込みました。
交際を開始したのが12月。1月には婚約し、3月には入籍も済ませました。現在結婚して約9か月、彼女は多忙でなかなかゆっくりと一緒に過ごす時間も取りにくいですが、支え合って楽しく生活しています。
成婚時点で林さんは33歳、奥様は26歳と聞きました。婚活をされるにはかなり早い印象があります。しかも一部上場の大手企業にお勤めで、容姿も申し分ない。お相手には困らなかったのでは?
林さん
いえ、仕事が忙しく気が付いたら30歳を迎えていました。普通に生活していて30歳まで独身だったのですから、このまま普通に生活していても結婚できる可能性はどんどん下がります。だったら1日でも早く…と、婚活パーティのほか結婚相談所(医師婚)での活動も並行していました。
結婚相手は女性医師がいいと、最初から決めていたのですか?
林さん
僕は真面目で誠実な方が好きです。結婚後もお互いに仕事のことを理解し合える自立したパートナーを希望していました。そういう意味で、女性医師というのは理想的ですよね。
鶴田さん(医師婚代表)
パートナーには自立した女性を」と望む男性は、若い世代を中心に増えています。
女性医師の側も、少しずつ考え方が変わってきてはいるものの、最初の段階では、お相手は「医師」がいい、医師でなくても士業や経営者など、学歴や資格、年収の高いお相手を希望される方が、まだまだ多いかな?という印象があります。
林さん
僕は大手企業といってもサラリーマンですから、男性医師や、経営者の男性がライバルとなると、年収や社会的ステイタスでは太刀打ちできません。ただ、薬学部を出て新卒から数年間はMRとして医療現場に出入りしてきましたから、女性医師の実情やニーズは理解していたつもりです。
そのニーズに対する自身の強み、たとえば勤務時間がきちんと決まっていて土日も休めるので多忙な女性医師をサポートしやすいこと、一人暮らしが長く家事が得意なこと、育児も主体性をもって担いたいと考えていること、会社の福利厚生が充実していて収入も安定していることなど、自分だからこそ提供できる価値を全力でアピールしました。
それが彼女に伝わったのですね
鶴田さん
26歳の研修医さんですと普通なら「まだまだこれから医師との結婚の機会があるかも」という思いもあるでしょうし、会社員男性と結婚に踏み切るのは勇気がいる部分もあったのではないかと思うのです。
けれど、医師としての自身のキャリアや、安定した家庭生活を考えたときに選ぶべきパートナーはどんな相手なのかをしっかり考えれば、大手企業の会社員男性というのはとても賢い選択ですよね。
林さん
彼女曰く、後期研修プログラムは激務だと先輩方から聞いていたので、適齢期を考慮して早めに結婚をしたいという背景もあったようです。なので、出会えたタイミングもよかったのだと思います。
実際に結婚してみて奥様は何と?
林さん
ちょっと恥ずかしいのですが…「後期研修という忙しい毎日の中で、短期間で勤務先が変わるプレッシャーや仕事によるストレスが軽減できてとても良かった。家事や事務処理など日常生活面でのサポートを得られることや、多忙ななかでも安らぎが得られて精神的な支えになっていることなどからも、心身ともに助けられている。苦労は半分に、幸せは倍になって、本当に結婚を決断して良かった。」と、言ってくれました。
前向きな姿勢が次につながる、スピード成婚の鍵とは
それにしても婚活3か月、交際2か月での成婚はものすごいスピード感ですね。
鶴田さん
林さんは婚活を進める上で、お相手に対して求めるもの、たとえば「こんな人がいい」また「どんなにいい人でも、この点があれば候補から外す」という条件を明確にしていました。この考え方は男女問わずに非常に有効です。大勢の人と会っているうちに、どのお相手がいちばん良いのか、だんだん分からなくなってしまいます。自身の中で明確な基準を定めておくと、婚活もスムーズに進むのではないでしょうか。ただし、条件を付けすぎるのもダメ。多くても3つ程度がいいですね。
林さん
結婚相談所経由でお会いする方は、最初からプロフィール条件でフィルターにかけているので、基本的にはあまりにも条件から外れた方がいらっしゃることは少ないです。僕は結果的に婚活パーティで理想の方に出会えましたが、婚活パーティでは短時間でひとつひとつ条件を確認しないといけませんし、嘘をついているかもしれないというリスクも抱えるわけですから、理想の相手に出会える確率は少ないと思っています。客観的にみて、結婚相談所の方が短期間で確実な婚活ができて成婚に繋がりやすいと思います。
鶴田さん
年齢、学歴、仕事、年収、家族構成や婚姻歴などなど、普通だったら聞きにくいことが全部クリアになった上で出会えるのが結婚相談所のメリットです。
林さん
ええ、それで10名以上の女性医師とお見合いして「絶対無しでなければ次もお会いしたい」という姿勢で活動をしていました。やっぱり初回と2回目では印象が変わる方もいらっしゃいます。最初から自分を出せる方なんてなかなかいないですからね。
鶴田さん
出会いの分母を増やす、アリかナシか迷ったら次も会ってみる、という前向きな姿勢が、素敵なご縁を引き寄せます。
参考までに…これだけ前向きな姿勢で婚活されてきた林さんが難しいなと考えられた女性医師の方については、どのような点が気になったのでしょうか?
林さん
僕が言うのは本当におこがましいのですが…一緒に楽しく過ごしたいなと思っているなかで、あからさまに上から目線な対応をされてしまったり、あまりにも素直じゃない、必要以上のプライドの高さが垣間見えてしまったりすると、結婚は難しいかな、と考えてしまいます。
また、結婚は共同生活を送ることですから、自分の話ばかりでこちらの話に興味を持ってもらえず、仕事の愚痴や他人の悪口ばかり…というのも一緒にいて疲れるため敬遠してしまいます。
あとは多忙な方ほどありがちなことですが、お互い婚活をしているという状況のなかで、連絡が1週間以上返ってこなかったり、一方通行で双方向のコミュニケーションが取れなかったりというのは寂しいですよね。
鶴田さん
これはどんな男性が相手でも同じことですね。先ほど条件の話をしましたが決して「婚活=条件」だけではないのです。条件の中から、自分に合ったお相手を見つけて、皆さん楽しく恋愛をして卒業されます。目の前の相手と向き合い、コミュニケーションをとることを意識されるといいですね。
林さん
たしかに「婚活」というと、機械的というか、条件だけというイメージを持たれがちですが、全くそんなことはありません。婚活で出会って、きちんと恋愛をして結婚できたことは本当に幸運でした。
鶴田さん
そうですね。婚活には「運」や「タイミング」、そして「情熱」も重要です。
もちろん、自身の足りない点を補ったり、振り返ったりすることも大切ですが、上手くいかないことを自分のせいにして責めすぎないで。女性医師は失敗を恐れて慎重になってしまう方が多い印象がありますが、落ち込む時間が勿体ないです。自分に合わなかっただけだと、気持ちを切り替えて、勇気をもってどんどん出逢いの打席に立ちましょう。
キャリアと家庭生活の両立を見据えた相手を選ぶこと、スピード成婚のためには条件を明確にすること、ただし条件だけを見るのではなく恋愛・コミュニケーションを意識すること、婚活には運やタイミング、そして情熱も重要、失敗を恐れず出逢いの打席に立ち続けることなど、示唆に富むお話を聞かせていただきました。次回は…11か月の婚活の末、運命の相手と巡り合った38歳の女性医師が登場。婚活のエピソードを余すところなく伺います。
著者:鶴田 奈央(つるた なお)
㈱医師婚代表。医師の夫と結婚生活18年目。中学生、小学生の男子2人を育てる母です。自身の不妊治療の経験により、子供を望む全ての女性に1歳でも若い時期にパートナーと出会っていただきたい気持ちが強いため、早期成婚に力を入れております。
営業時間の制限や定休日はなく、会員様とはLINEで鶴田といつでもご連絡のとれる環境を整えております。「結婚することがゴールではなく、結婚生活を心豊かに共に歩んでいくためのお相手探しを。」を信条とし、心を込めてサポートいたします。
ZOOMでの相談もお受けしています。ぜひ「お問い合わせ」からご連絡ください。
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