2020/03/11
婚活コラム
結婚相手は「医師」希望から、視野を広げた理由
m3.com 会員様しか見れないサイトではありますが、今回特別に許可を得まして、医師婚にもインタビュー内容を掲載することになりました。
特集: 女性医師結婚ストーリー、非医師夫のすヽめVol.15
結婚相手は「医師」希望から、視野を広げた理由
「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」と謳ったのは、2017年に放送された結婚情報誌ゼクシィのテレビコマーシャル。あれから3年、やっぱり結婚しなくても幸せになれるこの時代、経済的に困窮する心配もなく、社会的にも価値ある仕事を担う女性医師が、結婚したいと思えるほどの「あなた」はどこに存在するのでしょうか?ここでは、婚活を通じて「大好きな人と出会えた」と語る38歳の女性医師 田中先生(仮名)が登場。女性医師に特化した結婚相談所「医師婚」代表の鶴田さんとともにお話を伺います。
結婚相手は「医師」こだわりを捨て…
田中先生が婚活を始めた理由について教えてください
田中先生
30代後半を迎えて職場での出会いもないなか、このままでは女性として子供が産める時期を逃してしまうと思い婚活を始めました。結婚相談所(医師婚)に登録してからも、最初は相手の方も医師がいいかなと。なんとなく同業を希望していたものの、よくよく考えてみると医師として働き始めてから10年以上、結婚したいと思える男性医師には出会わなかったな、ということに気が付きました。
それに女性医師は男性医師にこだわる方が多いですけれど、男性医師は女性医師にこだわりませんよね。しかも周囲の結婚を見ていても、男性医師と女性医師の結婚は半分近くがお別れしています。そうか、結婚は別に医師同士でなくてもいいのか、と納得できたときに、視野が広がったように思います。
気付きを得られてからはどんな活動をされたのでしょう?
田中先生
それが…最初はなかなかうまくいかなくて。お相手のプロフィールを見ていても「この人だ!」という相手はなかなか…。思い切って面会のお申し込みをしても良い返事がもらえなかったり、いざ会えてもパッとしないなぁとテンションが上がらなかったり。
鶴田さん(医師婚代表)
そこで婚活自体を辞めてしまう方も多いなか、田中先生が素晴らしいのはそこでアドバイザーを頼ってくれた点です。受験で困ったら教師に相談する、仕事で困ったら上級医に相談するように、婚活でも困ったら、解決してくれそうな誰かに相談していただきたいです。
第一印象は「ちょっと髪の毛が…」大きな期待はせずに臨んだお見合いから交際へ発展
鶴田さん
お話を聞いていると、田中先生は相手に求める条件が少し厳しかったみたい。前回もお話しましたが、婚活では絶対に譲れない条件を設定することが重要だけれど、3つ程度が限度です。その3つについても、お相手に合わせて少しバッファーを持たせるような柔軟性があるといいですね。
どんな条件を設定されていたのですか?
田中先生
年代が近い方が良かったので年齢は40歳くらいまで、話の合う人がよかったので大卒以上、私の身長が高めなので相手は170cm以上、あとは…イケメンの人が…(笑)
4つ出てきました
田中先生
これでも年収の縛りは外していたんです。自分が稼げるので、そこは重要視していませんでした、それでも3つに絞るのは難しいですよね…
鶴田さん
ただ、条件以外のアドバイスにも聞く耳を持ってくれたのがよかったですね。例えば、女性は男性の年齢を40歳以下、男性は女性の年齢を33歳以下で求めることが多いのですが、突き詰めて聞いてみると実はあまり根拠がないのです。もちろん妊娠の問題はありますが、女性の35歳と36歳、男性の40歳と41歳にそれほど大きな差があるわけではないですよね。柔軟性とは、そういうことなのかもしれませんね。
田中先生
はい、私のパートナーも出会った時点で41歳でした。
40歳という条件にこだわりすぎていたら、出会えなかった相手ですね。
そのお相手はどのように選ばれたのですか?
田中先生
私を「お気に入り」に登録してくださった男性のプロフィールを鶴田さんと一緒にチェックしていて、この方はどう?と勧めてくれたのがいまの彼です。けど最初は…
鶴田さん
「なんだかちょっと髪の毛が薄いのが…」なんて言ってたんですよね。
田中先生
だって私のタイプとはちょっと…
鶴田さん
それで「素敵そうな方だからとにかく1回会ってみたらどうかな」と背中を押してお見合いをセッティングしました。
そこから恋愛に発展した理由は?
田中先生
最初に会ったときは、すごくいいわけではないけれど、ダメなところも特にないなという印象でした。ただ、それまでの婚活でいろいろな方にお会いした経験から「決定的にいやな点が無ければ会ってみる」「迷ったらとりあえずOKすべき」ということを学んでいたので、もう少し相手のことを知ってみようと考えられました。
鶴田さん
この「迷ったらOK」という姿勢が凄く大切です。最初から何もかもぴったり合う人なんていませんよね。
田中先生
やりとりを続けるなかで彼は、積極的に「会いたい」「結婚したい」という気持ちを常に伝えてくれました。好意を感じるうちに、だんだんと「いい人だな」と思うようになって。正直、髪の毛の薄さはやっぱり気になっていたのですが、許容できるなという気持ちに変化していったんです。
一緒に居る時間が長くなるうちに、気を遣って言いたいことが言えないということがなく素直な自分でいられること、安心して一緒に過ごせること、何より好きな理由がわからないくらいに全部が好きになれて、ずっと一緒にいたいと思うようになりました。
最初は条件から入ったとしても、プロセスは恋愛結婚と変わらないのですね。
田中先生
はい、結婚相談所やお見合いというと、やっぱり条件…というイメージもありましたが、きちんと恋愛を経て結婚に向かうことができました。
「無し!」な相手も未来への布石、恋は加点方式で上手くいく
婚活を振り返って何か思うことはありますか?
田中先生
相手のプロフィールや第一印象や写真にばかり気を取られず、決定的に許せない部分がなければ気楽にどんどん会ってみることが大切だと思います。
会ってみて、たとえ「今後会うつもりはない」と思った人でも、これから本命の人に出会えた時に、自分をアピールする練習になるはず。まずは会ってみないと、本命の人にも巡り合えません。
鶴田さん
どんなにプロフィールや条件が素敵な方でも、いざ会ってみると「あれ?」という部分は出てきてしまうでしょう。第一印象はイマイチかなと思っても、お会いするなかでいいところを見つけていく「加点方式」の恋だと上手くいく印象があります。
田中先生、とても幸せそうです!
田中先生
はい、とっても幸せです。
婚活を通じて生涯のパートナーに出会い、幸せな笑顔を見せてくれた38歳の女性医師 田中先生。女性医師に特化した婚活支援をおこなう結婚相談所「医師婚」代表の鶴田さんとともにお話を聞きました。連載「女性医師結婚ストーリー、非医師夫のすヽめ」では今後も様々な幸せの形をお届けして参ります。
著者:鶴田 奈央(つるた なお)
㈱医師婚代表。医師の夫と結婚生活18年目。中学生、小学生の男子2人を育てる母です。自身の不妊治療の経験により、子供を望む全ての女性に1歳でも若い時期にパートナーと出会っていただきたい気持ちが強いため、早期成婚に力を入れております。
営業時間の制限や定休日はなく、会員様とはLINEで鶴田といつでもご連絡のとれる環境を整えております。「結婚することがゴールではなく、結婚生活を心豊かに共に歩んでいくためのお相手探しを。」を信条とし、心を込めてサポートいたします。
ZOOMでの相談もお受けしています。ぜひ「お問い合わせ」からご連絡ください。
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