婚活コラム

医師婚

2021/03/18

婚活コラム

仲人によるサポートは必要ない? 政府も支援、話題のAI婚活

第4回目のコラムでは、AI婚活をテーマにしています。
政府も20億円を投じて支援しての「AI」婚活事業。「AI」活用での婚活と「仲人」によるサポートは、どのような違いがあり、それぞれをどのように活用してゆけば良いのでしょうか?これまでの実体験を活かした仲人が間に入ることで問題を解決できた、ある一組のカップルのエピソードを交えてお話しています。


このコラムの
注目ワード
AI婚活と人間によるサポート / 丁寧なアドバイスが必要 / コミュニケーションの大切さ

昨今、AI婚活が話題となっております。
「AI婚活」は、利用者が年収や職業などの条件に加え、深層心理を探る数多くの質問に回答。すると、AI (人口知能)が希望の条件と合致していなくても自分に好意を抱く可能性がある人を割り出して、自動で提案してくれるというものです。
政府も20億円の予算を計上して2021年度から人工知能「AI」を活用した婚活事業を支援する方針を固めました。
私もお見合いを組む際は、AIマッチングによる提案も有難く利用しておりますが、結婚まで導くには、現実的な人間の知恵を生かした真心のこもった丁寧なアドバイスが必要だと感じています。

◆恋愛経験の無い29歳同士

今回は、恋愛経験の無い女性医師と男性会社員、29歳同士の結婚エピソードをお話させて頂きますね。

29歳の可愛らしく穏やかな性格の女性医師より、結婚相手を探したいとご連絡を頂きお会いしたのが9月。話を伺うと、今まで一度も男性とお付き合いをしたことがないとの事。お付き合い経験がないので、仲人に相談しながら、結婚相手を一緒に探して欲しいとのご希望でした。

その後活動をスタートさせ、早々に感じの良い同じ年の男性と巡り合いました。通常は何名かと同時にデートを進めていきながら、徐々に一人に絞っていきますが、彼女の場合は同時に複数人とデートを重ねることは難しいと判断し、彼一人に絞る方向に変更。群馬と東京の遠距離ではありましたが、デートを重ね、ご縁を深めていきました。

お見合いの良いところは、お相手の仲人さんとお2人の気持ちや交際状況を共有できる所にあります。

今回も、女性の気持ちをお相手の仲人さんに報告しながら交際をサポート。すると、男性も複数人とデートすることが難しいタイプなので、彼女一人とご縁を深めてくれていることが分かりました。

◆恋愛相談

交際中のサポートは恋愛経験が無いため細かいところまで行います。

ある日、女性より相談連絡が入りました。

「彼は仕事に対してあまり向上心がないかもしれない…」

「医師である私のお金が目的かもしれない・・・だから、もう交際を終了にしたい・・・」
との事。

よくよく話を聞くと、女性のすべて妄想!

「こうかもしれない・・・こうだったら嫌だな・・・それなら交際を終了にしよう」
このような話だったのその後も順調に距離を縮め、出会いから4か月目の1月にプロポーズへと進み、結婚致しました。で、仕事に対する思いや今後のお金に関する話を彼と向き合って、じっくりしてみてはどうかしらと提案しました。次のデートで不安点を質問したところ、女性の不安は直ぐに打ち消され、しっかりした彼の意見を聞けて安心し、更に好きになったそうです。

その後も順調に距離を縮め、出会いから4か月目の1月にプロポーズへと進み、結婚致しました。

◆コミュニケーションの大切さ

恋愛サポートをしていると、男性は言葉足らずでお相手に本心が伝わり難いことが多いように感じます。

女性は、お相手の男性に細かく気持ちを伝えなくても察して欲しい。悩みがあると周りの友人に相談し、「こうかもしれない」「あーかもしれないと」と、勝手に妄想して彼の気持ちを決めつけてしまう事が多いように感じます。

お相手に疑問や不安が生じた場合は、「とにかく直接本人に聞いてみる!」という「曖昧にしない明確なコミュニケーション」を大切にして、すれ違いを減らす事をお勧めしています。

オーダーメイドの出会い繋ぎ

今回は、AIだけでは解決できない人間の知能を活用した仲人としての実体験から得た細やかなサポートがあってこそ、結婚まで進めたオーダーメイドのご縁繋ぎをご紹介いたしました。AI婚活を駆使するも良し。更にゴールまで仲人の力を借りるも良し。
出会いを探している方は、年齢に関係なく、勇気を出して一歩前に進んでみてくださいね。沢山の出会いが待っています!

本コラムは、SankeiBiz(運営会社 株式会社産経デジタル※連載時)連載コラム「婚活カウンセラーが導く幸せ探し」にて、2021年3月18日に掲載されたものです。

医師婚