婚活コラム

医師婚

2022/02/17

婚活コラム

彼の度量の深さが心に刺さり…目指せ!「愛され婚」

人生において、「結婚」とは非常に大きな決断です。
選ぶパートバーによってその後の人生が変わりますので、婚活中のどんな人でも一度は「この人と結婚を決めてしまって良いのか」と悩むと思います。

今回は、お見合いした当初からお相手の男性に対して低めのモチベーションで交際をスタートさせた女性のお話です。「絶対に彼しかいない!」という気持ちになったのは、「愛される」ことでした。なかなか考えや気持ちがまとまらない女性が、結婚する相手として彼を選んだのは、どんなところだったのでしょう?女性が躊躇していたときの鶴田のアドバイスやお二人のやりとりも、婚活のヒントとしてお読みいただけましたらと思います。

このコラムの
注目ワード
恋愛相手ではなく一生を過ごすパートナー探し / 幸せのご縁は待つものではなく自ら育むもの / 「愛され婚」の幸せ

2月はバレンタインデーがありましたね。皆様、どんな過ごし方をされましたか。
毎年2月14日は恋愛が動くイベントがあるので、私の元にも幸せな報告が続々と入りました。

今まで沢山のご縁を繋いできましたが、今回は、男性に振り回される恋愛が多かった女性が、ある事がきっかけで幸せになっていったお話をしたいと思います。

男性は30代前半。IT関連のお仕事をされていて、大学院卒、高年収の男性。性格はとても真面目で穏やか。誠実なお人柄が大変素敵でしたが、女性との交際経験はあまりない様子。女性をドキドキさせるような行動は少し不得意なところがありました。

女性は30代前半。航空関連のお仕事をされている、大学卒の家庭環境の良いお嬢様。礼儀正しく素直な性格で、見た目も可愛らしくモテるタイプ。今までの恋愛は男性に振り回される事が多かったようで、「男性を見る目に自信が無いので、鶴田さん一緒に探してください!」との要望がありました。

年齢も近く、お互い条件も合致し、お見合いへとお二人は進みました。
お見合いは、コロナ禍のためオンラインお見合いとし、40分程ZOOMで会話を楽しんで頂くスタイルとなりました。

お見合い後、男性から交際希望の連絡が直ぐに入りましたが、女性はとても悩み、お断りの返事を私に伝えてきました。
理由を聞けば、男性はとても良いお人柄だと伝わってきましたが、今までお付き合いしてきた方とはタイプが違うので、男性として好きになれるか分からない…というものでした。

今までの恋愛では結婚まで進まなかったからこそ、今回は私と一緒に結婚まで進めるパートナー探しに踏み切っていること。従って、これからは恋愛相手ではなく、心穏やかに一緒に暮らしていける安定感のあるパートナーを探すことを再度確認し合い、お見合いのお返事をNGからOKへと変更することにしました。

このように女性の気持ちはどちらかというと低めのモチベーションで交際へと進んだお二人でした。

それからデートを重ねる毎に、男性の誠実さ、女性を大切に想う真っ直ぐな気持ちも伝わり、安定感が増してきた結果、女性も前向きに交際していくようになりました。

その後、お付き合いが順調に進む中で、いよいよプロポーズの時期を迎えます。

男性は出会ってから3カ月目には早々に気持ちを固めていたので、あとは女性の気持ち次第でした。

今まで出会った男性の中で一番安心できるし、信頼も出来る。飾らず自分らしくいられる。
自分には勿体ないくらい素敵な方だと頭では分かっているのですが、どうしてもあと一歩のところで決断するのが怖いようでした。
いわゆるマリッジブルーですよね。

人生の大きな決断ですから、皆さん悩んでしまうのは当然理解出来ます。
選ぶパートナーによって人生は確実に変わりますからね。
進むべき道やパートナーをどうやって選んだらよいのか悩み、一歩前に踏み出せない方に私がいつもしている話があります。

人は沢山の方と元々白い糸で繋がっていると考えます。その白い糸がお互いを理解し合う努力を積み重ねる中で、赤く染まっていき、その赤い糸で結ばれる絆こそ深いご縁へと導かれます。
つまり、幸せのご縁は向こうから歩いてやってはこない。自ら育む努力が大切だということですね。
一緒に努力を重ねるイメージが出来るか、じっくり考えるように伝えました。

彼女は悩みながらの交際でしたが、彼はいつだって心が安定しておりプラス思考でした。彼女の気持ちに振り回される事はなく、二人の幸せな未来だけを想像して、穏やかに過ごしている事。どんなプロポーズをしようかワクワクしていると話してくれたそうです。

考えがまとまらない彼女は占いにも行ったそうで、彼とは男女というよりも兄妹の星にあると言われてしまったのでした。
ドキドキ感がないのは男女の星ではないからかも…パートナーは彼ではないのかもしれない…
そんな風に不安に感じた彼女は、占いの結果をそのまま彼に伝えました。
そこでも彼は、プラス思考を発揮。
「兄妹の関係なんて、すごい縁だ!それだけお互い安心し信頼し合えるパートナーになれるということだね」と大変前向きな返事をくれたそうです。

なかなか決めきれない彼女を責めることなく、占いで気持ちが揺れている事も咎めず、いつも前向きに二人の縁を信じる彼の度量の深さが心に刺さり、「絶対に彼しかいない!」と確信をもって前に進む決断をすることが出来ました。

「男性として見られない気がする・・・」の気持ちから、「絶対に彼しかいない!」とまで変化しました。

「愛され婚」する方は幸せになれます。沢山パートナーに愛してもらい、満たしてもらい、それ以上にお相手のことも愛すれば、皆さん「満たされ婚」です!

目指せ!「愛され婚」。

本コラムは、SankeiBiz(運営会社 株式会社産経デジタル※連載時)連載コラム「婚活カウンセラーが導く幸せ探し」にて、2022年2月17日に掲載されたものです。

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